恐怖心と欲望、痛みと快楽
人や動物は単純に考えると、
痛みを避け快楽を得るように行動する。
投資の難しさというのは、
そういった本能に基づいた
行動をする事が破滅に繋がるという事だろう。
投資をして、自分のトレードが
間違えてしまったと認識する事に対する痛み、
損失を経験するという痛みを、
経験したくない為に損切りをする事を、
ついつい先延ばしにしてしまい
結果として大きな痛みを経験する事になる。
また逆に利益が出ている時には、
利益と言う快楽を確保しておきたいという
欲求が出てしまい、すぐに利益を確定してしまう。
損失を出している時には行動が遅くなり、
利益が出ている時には行動が早くなってしまう。
本能や衝動に基づいたトレードを
してしまうとどうしてもこうなってしまう。
そうならない為に、
自己規律ルールが
必要になってくるのだ。
損失が出た時には淡々と機械的に
ルールに従い損切りを素早く行い。
利益が出ている時には
決めたルールに従って
利益確定を理想的な箇所で行う。
本能に従ったトレードではなくて、
理性的なトレードをするという事だ。
本能に従ってトレードして
勝つ事ができるのであれば
誰もが勝つ事ができるだろう。
何故なら人間の本能なんていう物は、
人によって大差がないだろうから。
そういった意味では、
システムトレードは本能や感情を
排除した分優れたトレード手法になりえるだろう。
